飛び石の祝日の飲食チェーン店は、混雑する
飛び石の祝日、WBC侍JAPAN準決勝、マイアミ・ローンデポパークでの衝撃の大逆転勝利の余韻も冷めやらぬまま、近場のターミナル駅にやってきました。
いつものごとくチェーン系の飲食店に入店しますが、かなりの混雑でした。
かろうじて空席を見つけて着席するも、老若男女、日本人・インバウンド問わず実に様々な客層でした。
もっとも、夕方、時間帯も深まってくると、さすがに人もまばらになってきまして、日曜日の夕刻のような店内状況になります。
考察
飛び石の祝日は、普通の土日と何が違うのでしょうか?
- 飛び石の祝日は、一日休みのため、遠出するのも微妙
- まだ火曜日のため、遅い時間まで動き回るのも難しい
- ただ、子供の食事を作るのも面倒…であれば、いっそ近場の公園で散策やショッピングをしがてら、外食まで済ませてしまおう
3点目は、自身がアラサー限界独身男性の仮説ですので、違っていたらぜひご指摘いただきたいです。。
これらの要因が折り重なって、チェーン系飲食店・カフェの混雑を惹起したといえるのではないでしょうか。
ただ、こうして老若男女が気兼ねなく近場に繰り出せるようになったというのは、なんだか久々な気がしました。
コロナも終息に向かいつつあり、また、都下は桜も満開に近づきつつあります。
温暖な春の日差しのもと、桜をめでるのも良し。
桜の木の下には何が埋まっているかを考えるのも良し。
今年こそは、各々が文化的な営みを気兼ねなく行えるような穏やかな社会になってもらうことを祈ります。
愛してやまない珈琲チェーン店より
オイルマッサージ(いかがわしい話ではないです)
(タイトルが完全にそういう日記みたいになっていますが、悲鳴をあげつつある孤独な貧弱男の心身のメンテナンスのための大真面目なエントリーですので、どうかご安心して読み進めていただけますと幸いであります…m(__)m)
仕事の疲れが取れない!(大して働いていないのに…)
年度末が近いこともあり、定常的に多い業務量がさらに増えています。
「無限に働ける」と会社から認識されているアラサー独身サラリーマンとして、身を粉にして働いています。
年間残業時間が400時間を超えるのは、社会人8年目にして初めてのことです。
「アンタが残業したところで大した割増賃金にならないんだから全部つけろ。つけなかったら承知しないぞ」という男気溢れる係長の方針で、残業代がきっちりつくのは幸いなことです。
とはいえ、好き放題サブスクライブされて耐えられるほど強い身体の持ち主ではありません。
係の所掌業務のすべてを把握しようとする課長級管理職のもと、数値や社内説明資料の端々の完成度を極限まで高める日々が続きますが、ここ3週間くらいは、どうも心身の疲労が取れなくなりました。
ストレスの原因
30に差し掛かる年齢や、花粉症(と抗アレルギー薬)のせいにするのは簡単ですが、これ!という客観的・合理的な原因をはっきりと見出せないのはなかなか苦痛です。
- 都心に向かう通勤電車での他の旅客の不規則な行動や急病人発生に伴う遅延など、些細なことにイライラする(遅延は日常茶飯事ですが、「まあそんなこともあるか」とあっさり受容することができなくなりつつあります)
- 業務中、どうでもいいことを聞かれて手が止まる(社内の管理部門にいるため、原課やブランチ(支店)担当者からの質問対応がありますが、社内規程やひどいものだとインターネットで調べればわかりそうな質問を平気で聞いてくる)
他、30に差し掛かる年齢や、花粉症(と抗アレルギー薬)のせいにするのは簡単ですが、これ!という客観的・合理的な原因をはっきりと見出せないのはなかなか苦痛です。
原因がわからないと対策も打てず、更に状況が悪化するという悪循環…
社会人として、一人で生きる辛さを思い知らされます。
ストレスへの対応
食事・睡眠・運動など、生活を見直しつつできることをやってみますが、どうも回復しない。いつもは、たくさん寝れば、たくさん食べれば回復するところ、うまくいかない…
未知への遭遇(オイルマッサージとの邂逅)
そんな折、いつものように英語や投資系チャンネルを見るべくYouTubeを開くと、AIが推薦してくる動画の中に、オイルマッサージの動画がありました。
これは…!
「Alt+Tab」に左手をセッティングし続けて発症した慢性的な肩こりを癒し、かつ、日々の有象無象に対するイライラを解消するのは、これしかないのではないか…!
思うや否や、ホットペッパービューティーのリラクを検索し始めます。
(自己流)デューデリジェンス
こういうとき、サクッと勢いで飛び込めればいいのですが、どうも色々と考え込んでしまうのが私の性。
- 本当に男性が言っていい店なのか?
- (比較的)若い独身男性が飛び込んでしかるべき空間なのか?
- 相場に比して高くないか?
- 何時から行くのがいいのか?
思い立ったが吉日、とはいかず、しっかり口コミを調べて、この店!という近場の個人店を発見します。
男性(中年~壮年が多かったですが…)のオイルマッサージの口コミがそこそこあり、平均点が著しく高かったため、訪問を決定しました。
感動体験
マンションの一室のような空間で受けた施術は、想像を絶するものでした。
- 温かい部屋
- フカフカの枕
- フローラル系の甘く芳醇な香り
- 施術者の柔らかく温かい指使い
- 巧みな手技
- しゃべりすぎない程よいコミュニケーション量と施術者の思いやり
それはYouTubeで見る数倍の心地よさを感じさせます。
肩甲骨回りをくねくね・ふにゃふにゃと動くその指先は、石のごとく凝り固まった私の貧弱な筋肉をその周囲から徐々に軟化させていきます。
背中、肩甲骨、首、肩、腕、指、足裏と、60分をフルに使用し、全身の施術を終えたころには、えも言われぬ解放感で満たされます。
施術を終えた今、左肩残りは概ね取れ、首の疲れもだいぶ癒されています。
あわよくば、この効用が長く持続してくれればいいのだが…この後のエントリーで検証していきたいと思います。
反省点(自身の備忘をかねて…)
「オイルマッサージ」というと、女性しか入れないお店も少なくないと思います。
紙性の下着一枚で女性施術者から施術を受ける解放感から、勘違いする不届きな男性客も少なくないのでしょう。
自身が施術を受けるのを逡巡した理由もここにあります。
アラサー独身男性が訪れて、施術者に迷惑が掛かりやしないだろうか…
施術者を不安がらせないよう、細心の注意を払いましたが、そのような邪さを微塵でも感じさせるこの思想は、一面において、やや傲慢の感があったやも知れません。
- 相手は、わたしよりも年下でありながら、一流のセラピストさんでした。
着替えや飲み物を飲む時間を含め、2時間弱にわたる施術のあらゆる場面に無駄がなく、かつ常に客を思いやるホスピタリティを忘れていませんでした。
施術後は、レビューの記載をお願いすることも忘れません。
- その点では、目的をもって今日をしっかりと生きる、一人の個人事業主でした。
「20代なのにしっかりしているな」で済ませるのは簡単です。
しかし、ふと自分ごとに置き換えてみます。
日々を漫然と生きて、上司の指示を唯々諾々と遂行し、所掌業務以外の「雑事」を抱え込まないよう勤しむ私に、彼女のようなプロフェッショナリズムは、果たしてあるのでしょうか。
今日、私は、「これをやるんだ」と、目的を持って生きたであろうか?
「これをやり遂げた」と言えるものはあるだろうか?
施術者を不安がらせないよう
なんて姿勢は、自身の傲慢さそのものです。
こういうところに、(まったくそんなところはないのに)潜在的なエリート意識がのぞいているように思えます。
ただ会社に行って、茶坊主として何の役に立っているか甚だ怪しいままごとをして、忙しく働いているふりをしているだけなのだ。
「勘違いしちゃいかんよ!」と、鳴尾浜での平田2軍監督が、自身に語り掛けます。
帰宅の途に就き、鉄道の高架橋の向こうに沈む夕日を見ながら、今日もまた、自省を深める外在的な仕組みがないと自律できない自分を思うのでした。
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近場で草野球…のはずが思わぬ小旅行に
投稿が久々になってしまいました。
先週は、仕事にプライベートにバタバタしていました。
「バタバタ」というのは、予期された忙しさもさることながら、予期しない忙しさに見舞われれ、心身ともに疲労を感じる状況を表すのではないでしょうか。
その意味では、予期せぬ出来事が先週末、起こりましたので、落ち着いた今のタイミングで振り返ってみたいと思います。
趣味の草野球
(本ブログでは初出ですが)私は趣味で草野球をしています。
大学時代、軟式野球サークルという名の緩い草野球サークルに所属していました。
社会人になり、上京した同級生数人で、「もう一度野球をできないか」と考え、チームを立ち上げました。(私は主要メンバーでありつつも、どちらかというと馬力のある彼らの補佐役ですが…)
社会人になると、週5日の本業、新たにできた家族との時間など、公私ともに学生の時分と比にならないほど融通が利かなくなります。
ただ、公私の固定的な人間関係から身を解き放ち、心も身体も開放的になれる時間というのは、とても貴重です。
天然芝と土のグラウンド上で全身を動かしながら、(そこそこ)大きな声を出す。
この時間は何にも代えがたいものだな、と思っています。
万事につけて無気力で、必要以上に人間関係を増やしたくないと考えている私であり、当初は、草野球チーム創設にも若干消極的でした。
しかし、気心知れた仲間と月に0.5~1回程度会って話すことは、いい意味で心に張り合いが生まれ、淡々と過ごしがちな社会人の日々に栄養を与えてくれるものとなり、あっという間にその魅力にはまりました。
日々の公私の生活に忙しい成員一人ひとりが、集団のためにわずかな努力を捧げることにより成り立つ活動。
特に指示せずとも、自立した個々人が、小さな、しかし確たる意思を持って集団運営に関わっている状況は、理想的ともいえると思います。
それぞれが民間企業、公務員として勤める中で、「良きに計らう」ことを無意識のうちにこの集団においても体現しているのでしょうか。
「みんな大人になったなぁ」と思う瞬間です。
同時に、考え方が極度に硬直化した会社の中年男性のようになってはならないな、と、自戒を込めて書き記しておきます。(失礼)
「怪我の無いように」という定番のあいさつ…を実感することになるとは…
前置きが長くなりましたが、、
草野球の冒頭には、対戦チームにもよりますが、両軍ベンチ前に整列し、礼をする習わしがあります。
その際、音頭をとる司会者的立場の人が、ルール確認などの後に、「怪我の無いように」といった決まり文句を申し添えます。
今までろくに意識したことのない内容でしたが、今回、30歳になって初めての試合で、実家することになりました。
ぎっくり腰
遠方からマイカーで来ている友人がいます。
彼が打席で空振りをした直後、苦悶の表情を浮かべながら、その場に座り込んでしまいます。
歩くのもやっと、というような佇まい。
何事か、と思いましたが....「腰をやってしまいました…」
周囲は思わぬ出来事に思わず笑いが零れますが、当の本人の表情は暗く、顔色も真っ青です。ぎっくり腰の恐怖がまざまざと現れています。
彼は即交代。ベンチで横になって試合終了を待ちます。
小旅行の計画・実行
一つ問題がありました。
彼は、隣県からマイカーで高速道路を2時間程度飛ばして活動に参加しています。
曰く、「車に乗ることもやっとで、安全確認もできないので、誰か、運転して自分を送り届けてほしい」
候補者選びに移りますが、
- 独身で比較的時間がある
- 免許を持っている
- 数か月に1回程度は車を運転しており、ドライブ慣れしている
この全要件を満たすのは(残念ながら)自分しかおらず、私に白羽の矢が立つことになりました。
日曜日の昼下がり、近場(電車で3,40分弱)にフラっと野球しに来たつもりが、新幹線で1時間程度の隣県に飛んでいくこととなりました。
思わぬ展開ですが、一番苦しいのは彼です。
また、彼とは気心知れた仲で、野球意外にもプライベートで飲みに行ったりする仲でしたので、飲んで話すのではなく車で移動しながら話す時間ができたと思えば、楽なものです。
乗ったことのない道を、完璧なガイド付きでドライブできるというのも、私にとってメリットでした。
いざ、出発(圏央道へ)
一日自動車保険を急造し(こういう保険があるんですね)、2時間半のドライブ。
「自分にもメリットがある」と口走りましたが、
東京都内で普段車を運転しない私は、全く見知らぬ道を走ることになり、不安で堪らなくなります。
運転は比較的得意な方ではありますが、ハンドルを握るのは半年ぶり。
ただ、有利な要素も少なからず存在しました。否、1人で旅行先をドライブするのよりも遥かに優位性がありました。
・車両性能が良い
(格安)レンタカー店で借りる旧型車とは違い、市場での評価も高いハイブリッド車です。
最新カタログではありませんが、その性能は十分で、トップスピードに達する時間も短く、6.7秒で時速100キロに到達します。
登り坂でも機動的にトップスピードに到達するため、新東名でも後続車に煽られず、安心・快適に運転できます。
・経験あるガイドが隣席
何度となく同じ道を通った同年代のガイドがいるため、安心して運転できます。😮💨
このあたりはカーブが続く。
このジャンクションは左車線に入った後、右車線に行くと名古屋方面に行ける。
この辺りから車線変更が禁止になる。
などなど、カーナビでは網羅しきれない細かい注意点をナビゲートしてくれます。(都下の走り屋の方であれば、有名なスポットなのでしょうか?)
地方在住で普段から車通勤をしているため、運転方法についてもアドバイスをしてくれます。
高速道路の下り坂で期せずして車間が狭まった際は、すかさず注意喚起してくれることで、無用なヒヤリハットを惹起せずに済みます。
さながら、教習所の教官ですね。
もっとも、自身の愛車を大破させたくない、との強い思いもあるでしょうけれども。
全く通ったことのない道をひたすら突き進み、途中、足柄サービスエリアで休みながらも、無事自宅まで送り届けることに成功しました。
意図せぬ小旅行を振り返って
- 道路情報でよく聞く混雑しがちなインターチェンジやジャンクション
- 高規格の新東名高速道路(私の地元にも高速道路、否、自動車専用道路がありますが、こんな高規格・法定速度ではありません)
- 中核市のロードサイドの日曜夜の街並み
- 痛み止めを買いに立ち寄ったドラッグストアの登録販売者の中年女性のハキハキした動き
どれも知らない街にもかかわらず、どこか、自分が歩んできた道と重なる部分があるような気がして、えも言われぬ懐かしい気持ちになります。
日本のロードサイド、地方と呼ばれる地域においても、自身が知らない、忘れているだけで、自身の少年時代と同様の日常を送ってきた人がいて、その親御さんがいて、その地での生活を守るべく、一生懸命に日々の人生を生きているのだと感じさせられます。
至極当たり前ですが、、
こう書くと、自分が傲慢な極致にいるような気がしてきます。
私は愚なので、皆日々の生活を守るべく必死に頑張っているということを見落としてしまいがちです。
(要領の悪さゆえ)時間外労働が重なり、精神的・体力的余裕が乏しく、他者の失策や些細なことに憤慨し、他者を正しく捉えられなくなってしまう。
こういう私の弱さに向き合うためには、他者も頑張っているんだということを気付かせる仕組みをビルトインさせておく必要があると思います。
取り立てて特徴の無い中年まっしぐらのギリギリ青年を称する都内在住の無個性の一市民であることを思い出すきっかけが、日常生活に意識的・無意識的に組み込まれていること。
自律した人間とは対極の愚者が必死に真人間たりうるためには、外在的制約によって強制的に自律し、格率を思い出すきっかけを作り出さねばならないのです。
…無事、彼を送り届け、新幹線駅で遅い夕食を食べます。その地の名物を食べ、金券ショップで新幹線回数券を購入の上、帰京したのは日が変わる間際の時間帯。
桜舞う季節の気候を思わせるうららかな春の陽気の日に、思わぬ出来事が起き、自身の弱さについて色々な思いが去来する一日となりました。
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中華そばムタヒロ(国分寺)
国分寺駅南口徒歩1分。
国分寺の名店、中華そばムタヒロをご紹介します。都下のラーメン好きには、大変有名なお店で、訪問者も少なからずいらっしゃることでしょう。
アクセス
国分寺駅南口を向かって右方面に出て、ロータリーを半周しつつ反対側に出て入る細い路地。
東京郊外屈指のターミナル駅でありながら、徒歩30秒ほどで、趣ある細い路地に入るのがこの街の特徴です。
やがて、系列の居酒屋と隣接した、独特のポップのお店が、今日の目的地です。
煮干しそば(850円)
- 煮干しの出汁と程よい背油が絡む芳醇な味わい
詳細なスープ評は食べログ等でご活躍のラーメン通に委ねますが、ゆるりとしたラーメン好きの私が飲んでも、とにかく作りこまれたスープであると感じさせられます。
濃い目の醤油ベースに煮干し風味がほんのり香ります。
背油も、きつすぎない程度に、しかしいいアクセントとして含まれており、全体のスープのバランスを整えます。
味の濃さ、背油、麺の硬さは食券提示の際に聞かれます。
ぜひ、複数回訪れることで、自身好みの味を追求してください!
補足
- 卓上には、調味料として、にぼ酢が置かれています。
瓶の中に煮干しがゴロっと入っており、煮干しで出汁がとられた酢、の意です。
これがまた、スープによく合います。
終盤、濃い目のスープがきつく感じたら、ぜひ投入してみましょう。
程よくマイルドに、しかしキリリとした酸っぱさ、芳醇な煮干しの出汁が、もともとの煮干し風味の醤油スープに絶妙にマッチします。
ついつい、スープまで完飲してしまいそうになります。
- スタンプカード
卓上にスタンプカードが置かれており、1来店1スタンプ(雨天時の来店は、2スタンプ付与)が付与されます。
★スタンプ5個でトッピング3種盛り
★同10個でラーメン1杯無料
と、ムタヒロらしい顧客思いの大変太っ腹なサービスです。
雨天時のほうが来店意欲を高める動機付けは、マーケティングの観点から、また、オペレーション平準化を成し遂げるものとしても有意義なものと言えそうです。
- 混雑について
平日はそこまでですが、食べログ評価も極めて高い郊外店であることから、土日の昼食時間帯は、ランチ営業時間帯を通じて混雑する傾向にあります。
時間の融通が利く方は、平日の来訪をお勧めします。
特に、平日夜は、付近の学生さんが訪れる程度で、比較的スムーズに入店できることが多い印象です。
- チェーン展開
産業分類上はチェーン店と言えるのでしょうが、それぞれの店舗がそれぞれの看板商品を掲げており、もはや完全に異なる秩序で運営されています。
同じ国分寺駅北口にはあっさり風味の「鶏そばムタヒロ」
一駅西に行った西国分寺には、味噌味が看板の「味噌中華そばムタヒロ」
もちろん、オペレーションや店員さんの丁寧で謙虚な接客、スタンプカードなどは、共通しており、その予見可能性の高さは好ましい限りです。
チェーンと個人店のいいとこどり、といったところで、ついヘビーユーズしたくなってしまう店仕掛け、感心しきりであります。
巧みな味わいと丁寧な接客、高度な店運営。
どれをとっても、一流です。
気取らない一流店、ぜひ一度、ご来訪を!
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賃労働者の確定申告☞配当控除還付金入金
細々と、しかし暴落やコロナ以来の給与所得減少にめげずに、愚直に、地道に株式投資をしています。
投資歴
大学卒業直前に、少額取引の手数料無料に引かれて松井証券で特定口座を開設して以来、気づいたら投資家歴10年になろうとしています。
かつては雑食と表現されても仕方ないくらい統一感なく思い付きで多種の銘柄を買いあさった日もありましたが、4,5年前からはようやく安定してきました。
- 日本株の主力:割安・高配当株
- 米国株の主力:ハイテク・グロース株
投資のモチベーション(なぜ株式、投資信託を購入するのか)
月の手取りは決して多くはありませんが、同水準の大学卒の会社員の世代平均くらいはいただいているため、幸いにして投資に回すことができる金額もあります。
自分は、かねて書いているように、長時間の猛労働に耐えられるタフさはありません。
将来、生活基盤が変わっても、また、自身が定年を待たずついに倒れてしまう日が来たとしても、私と(将来の家族の)生活資金が途絶しないよう、配当金として月に幾許かのキャッシュフローを創出できるポートフォリオを構築すべく資金を投入しています。
2022年度確定申告
2022年度申告においては、勉強がてら、以下の申告を行いました。
ふるさと納税
ふるさと納税は、ご存じのようにワンストップサービスを利用すれば確定申告不要ですが、
ことから、ふるさと納税についても、確定申告を行うことにしました。
外国税額控除
米国現地課税10%分を、日本で源泉徴収された所得税から還付してもらうものです。
もっとも私は、
- 米国株投資額がそこまで大きくない
- (無配もしくはごく少額の受取配当となる)成長株投資が中心であり、配当株をあまり持っていない
ことから、正直大きな還付額が得られるわけではありません。
ただ、せっかく投資した成果を還付してもらえる機会があり、また、国際課税の仕組みを知るきっかけにもなることから、還付申告を行うことにしています。
配当控除
総合課税・分離課税の選択(給与所得との関連)
総合課税にすることで、特定口座・源泉徴収あり(株式数比例配分方式)で源泉徴収された配当にかかる所得税の一部が還付されます。
もっとも、所得が高いサラリーマンの方などは、総合課税にすることで配当にかかる税率が分離課税の場合よりも引きあがる場合があるので、注意が必要です。
幸か不幸か、私の給与所得は微々たるものですので、総合課税にしたほうが圧倒的に有利となります。
総合課税・分離課税の選択(株式譲渡損との関連)
また、微々たる給与所得しかなくても(総合課税の税率が低くても)、株式の譲渡損があり、配当所得と相殺してもなお譲渡損が残る場合は、譲渡損の金額によっては、総合課税が帰って不利になる場合があります。
配当控除による税額控除効果(配当所得の10%)<譲渡損による節税効果(譲渡損見合いの所得税・復興特別所得税20%強)となってしまうからです。
有利判定の方法
こればかりは、個人の給与所得と、自身の年間投資成績に依拠する部分が大きいため、無料で得られるインターネットサイトからは、これが得だ!!というような方程式を見出すことはできませんでした。
従って、総合課税・分離課税の有利判定の際には、以下のように、しっかり検証する必要があります。
2022年における私のケース
2022年中の私は、当初、配当控除を取りに行くつもりがなく、暴落した米国のハイテク・グロース株を売りまくって、配当所得にぶつけて節税効果を取りに行くべく、いわゆる「損出し」に精を出していました。
しかし、2023年1月に発行された特定口座年間取引報告書を見ると、米国株はまさかの譲渡益が出ていたことが判明します。
「なぜだ…」
計算が狂った主因は、折からの円安です。
ちょっとやそっとの譲渡損よりも、円安効果のほうが大きく、結果的に譲渡益が計上されたことになりました。
この前提で、e-Taxにおいてシミュレーションしたところ、総合課税のほうが有利であることが判明しました。
株式の譲渡損はありつつも、受取配当金を相殺するほど大きな譲渡損ではなかったため、素直に配当控除を取りに行くのが正解手順だったようです。
いざ、2022年確定(還付)申告
2022年度申告においては、初めて、配当控除を取りに行きました。
その結果、若干の税金が返ってきました。
2月中旬に還付申告☞3月上旬に還付金振込であったため、標準的な処理期間と言えるのではないでしょうか。
もっとも、月の残業代の3分の1程度ですが…それでも、何もしなければ、源泉徴収されたきりで戻ってこなかった金額です。
また、所得税法の勉強にもなり、今後の投資家としてのスキルアップに微塵でも貢献したのであれば、決して無駄ではないはず…!!
※本投稿は、確定申告のやり方を指南するものではありません。確定申告、税務相談は、所轄税務署・各自の顧問税理士の指示に従って行うようにお願いいいたします。
日常生活に見るポストコロナ
2023年も早いもので2か月が過ぎました。
春めいた陽気に猛烈な花粉が舞うこの季節。
政府からも、日常生活におけるマスク解除の動きが出る中、ふと、わが日常においても、コロナウイルスの脅威が遠のいてきたことを意識させられる出来事がありました。
そこはかとなく書き連ねていきます。
会社におけるポストコロナ
コロナ禍以降、会社では各座席の前方には、ダンボール素材の紙とビニールを組み合わせたパーテーションが設置されていました。
多数の社員が感染したこと、パーテーションにより低減される感染リスクの客観性がいまいち判然としなかったことから、社内ではかねて(中高年の管理職層を中心に)不要論が唱えられていました。
感染が一段落しつつあり、またwithコロナの社会的背景もあり、2022秋口〜2023初頭にかけて、部内100名弱に対して、パーテーション設置の是非に関するアンケートが複数回執り行われました。
その結果は、意外なことに、パーテーション撤去に反対の意見が常に多数派を占めていました。
これに不満なのは、中高年の管理職層です。
職場での意思決定に普段から携わり、表立って声を上げることの多い中高の管理職層はこぞって、「そんなはずないでしょう!誰が反対してるの!」と、こぞって反発。
もちろん、職場風土を乱さない範囲で、です。自分の係の部下と会話する体で、特定個人を攻撃しないよう、ベクトルを斜め上にしての発言です。
自分含めた若手層は、総じてパーテーション撤去に反対でした。
話を聞いていると、以下のような理由に収斂されました。
- 単純に感染リスクを恐れている
- 対面を前提とした密なコミュニケーションを取らずとも、チャットや通話による意思疎通は可能と、対コロナ仕様のコミュニケーションに転換できた
- 必要以上に社員間の距離が近くなり、上司や先輩からの圧力が高まることを防止するため
もちろん、在宅ではなく、オフィスに出社してスピード感と頻繁なコミュニケーションをとりながら仕事をしたほうが、仕事は早く進みます。
また、若手の成長という面でも、オフィスで仕事をしたほうが、その仕事の本質に迫れる機会は多く、業務を通じた成長が促進される面もあるでしょう。
(※)ここでいう「成長」は、「オフィスに出社しておじさんチームの中で「検討した感」を出しつつ、根回しを欠かさず漸進的に物事を前に進めていく、当社における日本的な仕事のやり方を学ぶ」ことを指します。ゆえに、企業文化の変容や事業環境の劇的変化に伴い、「成長」の軸が従来とは異なるものになったとき、上記スキルは、無に帰すとまでは言わないまでも、相当部分が減殺されることになるでしょう
どちらが正しいとは言い切れませんが、両者間でのコミュニケーションの欠如は、ゆゆしき事態です。
パーテーション撤去の反対について、「同調圧力に屈してはいけない」などと、根拠不明の理屈を社内で高らかに表明し、堂々と反対していた部長クラスがいました。その非民主性にさすがに辟易してしまいましたが…
🐈🐈🐈
近所の飲食店におけるポストコロナ
行きつけのつけ麺店↓においても、カウンターの横の座席間のパーテーションは残置しつつも、厨房(台)と客席の間のパーテーションは取り払われていました。
元々、感染対策への尺度は、(都内にしては)ものすごく高かった店だけに、その大きな方針転換には少々驚きました。
もっとも、科学的精神に基づき、客観的根拠に則り行われた経営判断でしょうし、その点は最大限尊重されてしかるべきと思います。
客席間のパーティションのみ残した理由ですが、
- 従業員→顧客への感染リスクに比して、
- 顧客 →顧客 への感染リスクの方が高い
ことが要因と思われます。
となれば、上記のように、隣席とのパーティションのみ残置するのは、至極自然な考え方と言えそうです。
🐈🐈🐈
コロナ禍における陰キャ若手会社員の心情・行動
語弊を恐れずに言えば、素性を知らない不特定多数との接触を元来好まない私にとって、コロナ禍の3年弱は、親和的でした。
人混みや多くの音で埋め尽くされる空間には、上京後10年弱を経過してもなお、慣れることができません。
田舎者ののんびりとした気質がこびりついているのか、ここまで来れば、突然都会の喧騒に慣れるということもないでしょう。
ただ、他方で、田舎暮らしの幼少期は、田舎独特の濃密な人間関係というのも、どうにも苦手でした。
プライベートが必要以上に知られること。コミュニティにおける一度の失策がその後の関係に影を落とし、コミュニティ内での自身の立場が危うくなること。
このような田舎気質からは、前向きな思考様式は生じません。社会を前に進めるのではなく、今ある暮らしを永遠に続けていくためにやるべきことに、全精力を注いでいます。
私は、この極端なまでの現状維持気質と、自己成長を微塵も行わない環境を好みませんでした。
田舎者気質と都会気質。
これが絶妙にマッチしていたのが、コロナ禍でした。
外出者が減り満員電車に遭遇する機会が減ったこと、終業後の職場の飲み会がなくなったこと、旅行先は休日でもどこも空いていたこと。
他方、住む人は変わらないので、田舎のような濃密な人間関係もありません。
「在宅勤務」という(私にとって)新しい概念が誕生したことによる余暇の増加は、読書や学習に励む時間を作出し、(自己満足という名の)自己研鑽を積むこともできました。
喧騒から離れて、自己と向き合う時間が増えた日々は、思った以上に快適でした。
弱い紐帯
とはいえ、イノベーションが起き、社会が前に進む瞬間は、人間どうしの絡み合いの中にこそ産まれます。
時に無責任さを内包する都会人の刹那的な人的結び付きは、ある領域では「弱い紐帯の強み」として賞賛されているとおり、少なからぬメリットを産むことがあります。
万事コンサバティブではいけないのです。
意味を取り違えた安易な保守主義、鎖国主義に傾倒してはなりません。齢30にして、耄碌してはならない。
自己研鑽も、「ワイガヤ」も、両立してこそ、経済成長、また、自己成長を生むのです。
どちらかに傾倒しすぎず、常に双方の重要性を念頭に置きながら、生活せねばならないと思った今日この頃であります。
古き良き日系大企業におけるバレンタインデー
庶務課の管理職から局内全員宛に、
「今年のバレンタインデーは、チョコのお渡しは無しでお願い致します。」
とのメールが。
ちょっと面食らいましたが、この類の指示メールに対して、「宜なるかな」と思うサラリーマン丸出しの自分に気が付きました。
気を遣ってチョコレートを用意しようか迷う女性社員。
部内は見渡す限り30代〜40代のおっさんなので女性の普段もかなり大きいです。
さらに、渡してしまえば、翌月はホワイトデーで男性側からお返しをしなければなりません。
チョコレートをはじめとして、甘いものがさほど好きじゃない社員もいるでしょうし、もはやうっすらと漂う根拠不明の文化めいたもののために、我慢をする義理も無いと言いたいところです。
時代の流れ、社員の思い、会社組織としての一体感の醸成。
こういったものを加味した結果、上記のような、管理職からの一見珍妙に映るメール送付に至ったのでしょう。
業務外のメールにも、JTCらしさを垣間見ます。
いやむしろ、こういう場面にこそ、内需系大企業の本質がよく現れます。
このような機微や情味をよく理解した人物が出世していくのです。
こういう「気遣い」に触れるたび、「ちょっと疲れを感じるな…」と思う自分のような社員は、仕事においてもそれなりのパフォーマンスしか出せません。
バランス感覚に優れるだけでなく、心理的抵抗を感じず淡々と流れに身を任せていくことができる人物こそ、会社の方針に従い、キャリアの上昇気流に乗ることができます。
頭でわかっていても、これを成し遂げることは容易ではありません。
まして、これを40年続けると思うと、考えただけで眩暈がします…🌀
すでにこんな生活を10年弱続けているわけですが、どこまで行ってもこの輪廻からは抜けられそうにありません。
私のような、
- バランス感覚が無く、
- 誰にも気付かれない自己欺瞞の気遣いに気疲れして
- 土日どちらか多くの睡眠時間を摂らないと翌週の出勤を乗り切れない社会不適合の軟弱者は、
思い切って社外に出たところで、通用するのは似たようなJTCか公的機関でしょうし、身を置くことになる企業風土は大きくは変わらないでしょう。
己の限界に気付いたつもりになりつつ、確定申告で見た薄給源泉徴収票を見て、「この状況どうにかならないのか…」と思う自分。
…ここまでが、一つの思考のループ。
いけない、何度同じ思考に陥るのだ…
ほぼ全くと言っていいほど同じ思考回路を辿るため、決して深まらないメタ認知。
こうして、会社でも、自宅でも、無為の時間を過ごしてしまいます。無為の時間を過ごした罪悪感を感じます。
そして、自宅にいてもなお、会社のことを考えてしまう嫌悪感…
新しいことを考えることや、今までと違うことをするのは頗る苦手ですが、言われたことは確実にこなす。
一人一人が誇り高き上位下達の体現者。
このような場では、イノベーションは起きないでしょう。
こうして真綿で締め上げられるように、会社が、否、私自身も静かに滅んで行くのでしょう…
これもまた、「宜なるかな」という感じです。