ステーキ屋 松(国分寺)
松屋フーズのステーキ屋業態、「ステーキ屋 松」の体験記です。
平日(月末の金曜日)21時過ぎ、仕事終わりの来店です。
アクセス
国分寺駅南口徒歩1分。
南口を出て、ロータリーを3分の1周すれば、たちどころに着きます。
小雨程度なら傘を差さずとも到着できてしまうくらい、アクセス抜群です。
ステーキ屋 松(松屋フーズ)業態について
牛丼チェーン松屋は、牛丼以外にも様々な業態でチェーン展開しています。
独自の(欧風)カレーを提供するマイカリー食堂は、その最たる例でしょう。(個人的には、このカレーも結構好きな味です。)
同様に、クオリティの高いステーキを安価で提供するステーキ業態、ステーキ屋 松も展開されています。
2023年3月末現在、三鷹、吉祥寺、下北沢、国分寺で展開しているようです。
5年ほど前、「いきなりステーキ」が、独自の店舗戦略で市場を席捲したのは記憶に新しいですが、ステーキ屋 松も、その流れの中で出た業態と言えるでしょう。
来店の動機
主観的要因:肉が食べたい
たかだかチェーン店に行くだけだろう、動機や来店する大義云々を書き連ねているくらいなら早く商品の紹介をしてくれ、という声が聞こえてきそうですが....アラサー独身サラリーマンの率直な思いを、この場に表現します。。。
- 金曜の夜
- 久々に、少しだけ早く帰れた(21時台)
- 奮発してほんの少しいいものが食べたい
- できれば、肉類(牛丼は、いつでも食べられるので、できれば避けたい)
- 野菜もしっかり摂りたい
このすべての要請をばっちり満たすのは、ステーキ屋松でした。
帰りの電車で、レアステーキを本能的に希求する自己を必死に制御しつつ、満を持しての来店です。
客観的要因:松屋ポイント消化の要請
松屋では、
- お弁当のネット予約(時間指定事前予約)
- 店内でのモバイルオーダー
により、松屋ポイントがたまります。
特に、弁当のネット予約は、
- 時間指定(5分刻み)なので、できたての弁当を待たずに入手できる(決済もクレカ等で事前に終了)
- (店内でのモバイルオーダーに比して)ポイント還元率も高い
ことから、在宅勤務時などに積極的に利用しています。
ただ、うれしい悩みですが、決済時にポイントを使ってしまうと、ポイント付与額の計算基礎である商品額から控除されてしまうため、ポイント付与額が目減りしてしまいます。
よって、ポイントを使うのは、店内飲食でモバイルオーダーをするときに寄せたい、という思いがありました。
そこで、単価も高く、しかも店内飲食しかできない(一部、ステーキ弁当もありますが、できれば焼きたてのステーキを、店内で食べたいところです)店舗で使うとなると、このステーキ屋松こそ、最適といえると思います。
単に、
- 肉が食べたくて仕方がなかった主観的要因もありますが、
- 松屋ポイントを最も経済的かつ合理的に消化する客観的要請もありました。
この両者を、高度に結び付けるもの、それが、ステーキ屋松です。(回し者ではありません)
注文したメニュー
松ロースステーキ(150グラム)+サラダバー 1,000円
肉
写真のようなロース肉です。
鉄板の大きさに比べると、ちょっと小ぶりに見えますが、厚さが相応にありますので、まあまあ食べ応えがあります。
また、レアで提供され、鉄板で適宜焼きながら、自身の理想とする焼き加減に調整することが可能です。
最初はレアで肉の赤身を楽しみつつ、徐々にミディアムなど、しっかり焼いて食べる、といったような楽しみ方も可能です。
赤身は品質も悪くなく、味が十分楽しめます。
本格的なステーキ(と言っても、ほぼ食べたことがないですが…)と比べると、どうしても見劣りする面もあるのかもしれませんが、(肉だけなら税抜き)1,000円未満でこれほどの品質が楽しめるなら、十分すぎるような気がしました。
とにかく肉が食べたくて仕方がない!という欲求を手軽に充足してくれる、という意味では、貴重すぎる業態、店舗です。
サラダバー、スープバー
写真は、選択しうるメニューをほぼすべて乗せたサラダになります。
これに、ポテトサラダやニンジンがあるくらいです。
ドレッシングは、和風、ゴマ、中華など、4種類程度ありました。
…こちらは、あまり期待しすぎないほうがいいと思われます。(私が来店する際も、期待しないように…と思いつつ入店しています)
ただ、まったく期待しない状態で行くと、「おお、意外と充実してるじゃん!」となるので、自身の精神衛生上もよいと思います(失礼)。
オクラや枝豆など、青々とした野菜をよく噛んで摂取できるため、野菜を食べてる感じも出ます。(オクラも枝豆も個人的に好きな野菜なので、これはとてもうれしい)
わかめが入っているのも地味にうれしいポイントです。
食べ応えが出て、ステーキ提供までの間(6,7分でしたが)にしっかり食べることができ、いいアペタイザーになります。
デザート(フルーツ寒天)
食べなくてもいいかな、と思いつつ、せっかくなので食べてみます。
味はほんのり甘さを感じますが、寒天単体だとちょっと物足りなさも。
そこは、みかんで補充🍊
ステーキとオニオンソース・コショウの塩辛さを綺麗さっぱり流してくれる効用があり、再度立ち上がってビュッフェを取りに行ってまで食べる価値ありです。
食後の感想:満腹!
小食なので、ロースステーキ150グラム+ライス、サラダ、スープバー で十分満腹になりました。
同程度の体格の男性、また、女性のお客様などは、150グラムでも十分な満足度を得られるのではないでしょうか。
週5日出社し終えて毀損した心身を癒すには、十分な量です。
多幸感に包まれつつ、ひんやりした早春の冷気を感じつつ、帰宅の途に就きます。
気になったこと
よく比較されがちかと思いますが、いきなりステーキと比べると、客の滞在時間が相対的に長いと思います。
ライス・サラダ食べ放題という点から、滞在が長期化するのはやむを得ないと思います。
現に、自身が来店した際も、明らかに食べ終わっているのに席を占領し、外国語で話続けている中年女性二人組がいました。
ただ、金曜の夜、21時半過ぎでしたので、店員も、客の退店を促すようなことはしませんでしたが、同様の客が増えては、回転率が低下し、店舗経営上、望ましくないのでは、と思いました。
もっとも、良くも悪くも、ビュッフェの種類も限定的なことから、長時間滞在する動機は乏しいように思います。
よって、着席時間の時間制限を設けたところで、そこまで大きな影響はないように思います。
この辺りは、店員のオペレーションスキルなどに依拠しているのでしょうか。
自身の今回の「顧客体験」とは全く無関係な話で恐縮です。老婆心ながら、気になった点でした。
↓店内はテーブル席とカウンター席が混在しており、一人・複数いずれで来店してもOKです。
ソース(甘口、オニオン、ゆずなど4種類)、コショウ、わさび、にんにく、醤油など、レアステーキを楽しむアクセントになるものは一式揃っています。
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東大和南公園軟式野球場(東京の草野球場シリーズ)
私は週末、趣味で草野球をやっています。
↓のような感じで、同年代(30前後)の気心知れた仲間とゆるゆる活動しています。
- 1,2か月に1回程度活動
- 大学時代の軟式野球サークルの仲間を中心にチームを創設
- 大会出場やガチで勝ちに行く、というよりは、休日の運動不足解消と親睦のために活動
- 野球経験者は中学までが大半で、高校野球・少年野球まで経験者がそれぞれ1名ほど
- 試合は毎度ギリギリ9人集まるレベルの弱小チーム
- 四死球・失策で大量失点しなければ御の字。一方、打線はつながるときはつながる
草野球については、過去記事で一度、触れたことがありました。(↓哀しきぎっくり腰の記事です。)
ぎっくり腰騒動はともかくとして…
普段、東京都内をメインに、様々な球場に足を運んでいます。
備忘を兼ねて、これまで行った球場の感想を書き記していきたいと思います。
※定量的な情報は公式情報が正確なので、ここではもっぱら個人的な感想を申し述べます。(偏向がありますので、ご了承いただけますと幸いです)
記念すべき第1回目は、東大和南公園軟式野球場(東京都東大和市)です。(都立公園)
アクセス
信号等もないので、ほぼルート検索通りに到着します。
公共交通機関でアクセス可能な球場の中でも、徒歩時分が比較的短く、アクセスのいい球場と言えるでしょう。
東大和市は初めて訪れました。
玉川上水駅前はとても平和です。
訪れたのはまだ桜も咲く前の早春の昼前でしたが、野球場に隣接する公園では、部活動の高校生や、家族連れ、高齢者などが散歩で訪れており、とても心落ち着く風景がありました。
- 駐車場
野球場のすぐ東側に舗装された駐車場があります。(無料)
駐車台数がそこまで多くないですが、自分が行ったときは無事駐車することができました。
球場設備面
グラウンド内
詳細な設備は、こちら↓
以下、個人的な感想ですが、
グラウンド
- 内野はごく一般的な土のグラウンドだが、バッターボックス、マウンドともによく整備されている
- 外野は天然芝で、こちらもよく刈り込まれており、守備をする上で不足なし
- 両翼80~90メートル程度。余程のパワーヒッターでなければ、外野ネット超えの打球は難しいでしょう。
- (外野)守備、攻撃での打席・走塁など、不便を感じる場面は全くありませんでした。
ベンチ
- 屋根付き(1,3塁側ともに、昼過ぎからは日差しがよく入ってきます。)
- 板の座席が前後列1枚ずつ並べられたごく標準的なベンチ
- バット置き場あり
- 水道(蛇口)あり
力のあるチームやシニアリーグなどのチームでなければ、十分な設備と言えるでしょう。
トイレ
レフト側に一か所、他の施設と共用の公衆トイレがあります。
ごく普通の公衆トイレという感じですが、まったく手入れがされていない田舎のトイレ、というレベルではなく、公衆トイレの割にはきれいな部類でしょう。
また、特筆すべきは、サービスセンター内にあるトイレです。
綺麗な屋内にあるトイレは、ウオシュレットまでついており、大変よく整備されています。
試合前、おなかの調子が芳しくないときの心強い味方です。
遠いほう(1塁側)から行っても、小走りで1分以内に着く距離感です。
余談(周辺施設):イトーヨーカドーがあります
フードコートや、食料品店があるため、試合前後に食料・飲料等を安く供給することも可能です。
また、負傷者が出た際の医薬品供給も容易です(自戒を込めて…)
総評
グラウンド、アクセス、周辺設備(トイレ)ともに、ゆる草野球マンにとっては、文句のつけようがない大変素晴らしい球場です。
ぜひ再訪したいところです。
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雅楽(飯田橋)
コシの強い冷たいうどん、鰹節が効いためんつゆが抜群に合う、レベルの高いうどんでした。
アクセス
飯田橋駅東口より徒歩1分。
JRからだと、目白通りの信号を渡ることになりますが、駅から2分程度見れば、十分でしょう。アクセス抜群です。
東京メトロ東西線から近い出口からは、地上に出てすぐのところにお店があります。
注文したメニュー
春先でありながら、夏の手前のような気温であった日に来店したこともあり、冷たいうどんを注文しました。
また、私はうどんに造詣はありませんが、冷たいうどんのほうが、麺・つゆをしっかり味わっている感が出るような気がしています。
香川旅行の際も、冷・ぶっかけ類を多く食べたこともあり、今回もその例に漏れず、冷を注文します。
コシがあり、また、めんつゆもかつおだしがよく効いており、非常によく合います。
一本一本の麺も長く、丁寧に、一本ずつ味わいます。
一本すするたびに感じる満足感を楽しみつつ、食べ進めていきました。
かき揚げ
玉ねぎ、イカ、エビが入っており、揚げ立てでいただくため、パリっとした揚げ具合でいただくことができます。非常にレベルが高いです。
店の名を冠したかき揚げ、流石というべきところでしょう。
普段、うどん店等に行っても、揚げ物を頼むことは少ない私(どうも、揚げ物は瘦せこけた私の胃腸には重く響きます…)ですが、そんな私でさえ、非常においしくいただくことができました。
うどん、サラダ、かき揚げと、飽きは来ないどころか、箸が休まる暇もなく食べ続けてしまいました。
ランチメニュー(サラダorじゃこ飯)
ランチはじゃこ飯かサラダがサービスで付きます。
じゃこにひかれますが、長時間労働でまともな食生活が送れず、野菜不足になっていたことから、サラダを選択します。
↑のようなサラダは、わかめと醤油味の和風ドレッシングがよく合い、また、ボリュームもあり、これまたお得感があります。
次回は、じゃこ飯も食べてみたいですね。
混雑
- 開店直後、土曜日の11時30分頃訪問しましたが、開店前から10名ほどの列が。
- 11時32分頃入店。
- 空いていた残り2つのテーブル席のうち一つに案内されました。ちょっと危なかったですね…
- 12時20分ごろ、退店した時には、引き続き、4名ほどの待ちが。同時間帯にかけて、ランチは混雑することが見て取れました。
さすがは都心のうどんの名店です。
レビューを見るに、平日であろうと混雑はするようです。
時間の融通の利く方は、開店直後など、来店時間を戦略的に設定してみるといいかもしれません。
座席(席数は見た目です)・店内の雰囲気
- パーテーション付きのカウンター席 8席
- ボックスタイプの4名掛けテーブル席 6か所
がそれぞれあり、キャパシティはそれなりです。
開店時に列ができており、2ロット目での入店も覚悟しましたが、多くが一人客であったため、無事、テーブルに座れました。
おひとり様で来店されている客層も、男性、女性それぞれ一人客がいました。
シックで落ち着いた店内の内装、雰囲気は、どんな客層でも落ち着いて食事をとることができそうです。
平日はサラリーマン、土日は地元住民、観光客らでにぎわう理由もよくわかります。
どちらにとっても、いい気分転換になるスポットと言えるでしょう。
総評
ランチ・うどんにしては、やや値が張ります(賃労働者にとって)が、その満足度は十分です。
たまに得られる贅沢としては、十分すぎる水準と言えるでしょう。
都心でおいしいうどんが食べたい、となったら、ぜひ一度ご来店を!!
武蔵野うどんのおすすめ店を紹介した過去記事↓
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ちゃんこ道場 両国駅前店(両国)
田舎から来た両親の東京観光シリーズ3つ目は、夕食で訪れた両国のちゃんこ鍋です。
これまでの投稿はこちら。(前回投稿から1週間空いてしまいました)
アクセス
JR総武線の高架下にあります。JRからであれば、改札を出て南方面(左側)に進むとすぐです。
雨が降っていても、すぐに着く距離感です。
注文したメニュー
「横綱ちゃんこ」「黒豚ちゃんこ」
- ちゃんこ鍋は2人前から注文可能です。
その後、5,6名で訪れた客が、「テーブルごとに最低〇人前注文必須」(詳細聞き取れず)と店員とやりとりしていたので、複数名で訪れて、かつ、少量の料理を注文しようと考えておられる方は、お店に確認しておいたほうが無難かと思われます。
- 2人前は、それぞれ違う鍋をオーダーすることも可能。(鍋は1つで、具材を1人前ずつ注文し、別皿で提供)
見た目はご年配でありながら、接客に鍋のセッティングにきびきびと店内を動き回る矍鑠とした女性店員にお勧めされた、「横綱ちゃんこ」「黒豚ちゃんこ」を1人前ずつ、計2人前をオーダーします。
「横綱ちゃんこ」
具材は、つくねにエビ、カニ、鮭など、海鮮が多く入ります。
他の鍋に比べても、コスパは非常にいいと思います。
複数の鍋を楽しむにしても、「横綱」はぜひチョイスしておきたいところです。
「黒豚ちゃんこ」
黒豚のばら肉が提供されます。
上記、「横綱」ちゃんこと一緒に頼むと、ボリューム感が出て満足感が増します。
海鮮の出汁を楽しみつつ、しかししっかりとボリューム感を出したい、という方には、お勧めです。
ちゃんこのスープ
醤油味につみれ、鶏つくね、かに、エビなど、出汁がよく効いて非常に美味です。
つい、いつまでも飲んでいたくなる風味です。
私は下戸なので、ウーロン茶を飲みましたが、ビール、日本酒ともにちゃんこにはよく合う組み合わせになるのでは、と思いました。
具材の追加
野菜盛り、野菜単品、肉類・魚介類など、追加注文も可能です。
締めも、うどん、おじやなど充実しています。
我が家は、ちゃんこ2人前だけでいっぱいになりましたが、余裕があればぜひ試してみたいところでした。
コース料理
また、事前に複数人でしっかり食べたい方には、コース料理が適していると思います。
メインのちゃんこ鍋に加え、お刺身や一品ものも楽しめ、価格の割に多くの料理を楽しめ、コスパはいいものと思われます。
注意点
- 食べログ等、複数のグルメサイトからネット予約が可能です。(2023年3月末現在)
- 土日は混雑するので、できれば予約して来店するのがいいでしょう。
我々は予約なしで訪れましたが、火の元のセッティングや席の準備等もあるので、前客が退店してその後すぐに案内、というわけにはいきませんでした。
- 大相撲の場所中であれば、予約はマストと思われます。
両国周辺のホテル含め、大混雑と思われます。
国技館周辺には、大小様々なちゃんこ店が点在しますが、ここ!という店を押さえておくのがいいのではないでしょうか。
人生初のちゃんこは、本場でのちゃんこ体験でした。
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靖国神社の桜(2023年3月25日)
田舎から来た両親の東京観光シリーズ2つ目は、靖国神社の桜です。
前投稿はこちら。
順番的には、飯田橋駅→靖国神社→千鳥ヶ淵→半蔵門駅ですので、前投稿と訪問順が前後すること、お詫び申し上げます。
見物客の様相
千鳥ヶ淵に比べると、以下の集団が多かったように見受けられました。
その土地柄、こういった方が多くなるのももっともだな、という感じがします
正門付近には、横づけして止められる大型(観光)バス停車場もあり、団体(参拝)客のキャパシティも相応にあります。
遊就館に行かれる方もいらっしゃるのでしょうか。
私ども一家は、桜鑑賞名目で訪れていますので、桜だけ見て、その足で千鳥ヶ淵へ向かいました。
混雑
ほぼ満開の休日ともあり、桜の標本木付近は混雑していましたが、広さがあるため、撮影のために列ができるというほどの混雑ではありませんでした。
時折訪れる桜吹雪に身を任せながら、ここぞとばかりに咲き誇るソメイヨシノを鑑賞します。
神社の境内に向かって右方向に桜の木々が植えられています。
更に進むと、遊就館、また、休憩スペース(小屋・自販機あり)があるため、お子様連れや、広い境内を歩き疲れた方が小休止できるスペースになっています。
桜の時期、毎年、とまではいかずとも、数年に一度訪れている靖国神社。
今回、17年ぶりに両親と訪れることができました。
千鳥ヶ淵緑道の桜(2023年3月25日)
田舎から両親が上京しており、半日、東京観光に付き合いました。
折しも、都心の桜が満開を迎えていたため、桜の名所、ど定番スポットを回りました。
2023年3月25日(土)千鳥ヶ淵緑道の桜です。(千鳥ヶ淵ボート場付近)
ルート
宿泊先ホテル、JR両国駅から出発。
最寄り、王道のルートは、
というルートかと思います。
我が家の宿泊するホテルは、黄色い電車、中央・総武線各駅停車が最寄りでしたので、JR飯田橋駅西口から早稲田通りを南下して、富士見の緩やかな上り坂を経て千鳥ヶ淵へ向かいます。(所要12分程度)
飯田橋駅西口駅舎
飯田橋駅西口では、同駅ホームの危険な急カーブを解消する工事の一環で、駅舎の改良工事が行われていました。
2020年7月12日に供用開始され、駅前広場が西側に大きく開けた作りになっています。
https://www.jreast.co.jp/press/2020/tokyo/20200616_to02.pdf
駅2階から見下ろす夕日は格別なものがあります。
沈みゆく夕陽を背景に、神田川沿いに快速・各停の電車が行き交う様を眺めていると、時間が過ぎていくのも忘れてしまいそうになります。
「(飯田橋駅って)こんなきれいだったっけ?」
前回飯田橋を訪れたのは、家族旅行で東京に来た17年前。
そんなに月日が経ったかと思うと同時に、こうして両親を同じ地に案内する日が来るとは、という気持ちが去来しました。
千鳥ヶ淵緑道
ここ!という桜の見どころは、やはり千鳥ヶ淵ボート場付近です。
ここには、NHKの定点カメラもありました。
今は、ウェザーニュース社などのYouTubeでも見られますね。
今年の東京は、桜の満開までが早かったものの、満開になってからは雨模様の日が続いています。
この日も、午前中は強く雨が降る時間帯がありつつも、我々が訪れた15時くらいの時間帯は、雨も収まり、傘を持たずに桜をめでられました。
あわよくば、晴天のもとで江戸の桜を鑑賞してもらいたかった、との思いを持ちつつ、雨が降らなかっただけでも、及第点とすべき、と思い直し、緑道を歩きます。
ほぼほぼ満開、時折散りゆく桜。
周囲は多くの見物客で埋め尽くされていました。
- 家族連れ
- 老夫婦
- ペット連れ
- 訪日客
皆、思い思いに桜を鑑賞します。
江戸の世から現代まで、時代に応じ様々な光景が見られたのだろうな、との思いになります。
小休止
虚弱体質な私の両親なので、同様の形質があります。
還暦近い年齢もあり、人混みでの歩行が4,50分も続けば、着席しての休憩が必要になります。
しかも、地方在住者あるあるですが、日々の移動の大半が車移動で、歩行する機会が著しく少ないため、歩き疲れやすい、ということもあります。
「甘いものが食べたい」との父の要望もあり、ベローチェ半蔵門店を訪れ、小休止。
40席弱の店舗は満席で、他店舗には見られない混雑ぶり。(愛しているが故のコメントですが、失礼は承知しています笑)
一部、一人で訪れている客もいましたが、大半は、我々と同じような桜鑑賞帰りと思しき客。
ひっきりなしに訪れる客に面食らいながらも、学生バイト風の店員の若い男性の案内で何とか横向きの座席に着席し、つかの間の疲労を癒します。
ブレンドコーヒーを飲みながら、無事、東京観光の案内ができたことに安堵します。
侍JAPAN栗山英樹監督に見る令和のマネージャー像
2023年3月22日(水)(日本時間)野球日本代表侍JAPANが世界一を奪還しました。
本大会は、大会前から現役バリバリの日本人メジャーリーガー大谷、ダルビッシュ、そしてレッドソックス入りが内定している吉田正尚ら、世界の強豪と引けを取らない布陣をそろえた日本代表。
大会前からの評判通り、東京ドームでの東京ラウンドを順調に勝ち上がり、アメリカ・マイアミでも勢いそのままに優勝まで突き進みました。
宮崎市での合宿に始まり、大会期間中の2週間は、野球ファンの私にとっては、夢のような時間でした。
数か月前は、サッカー・FIFAワールドカップカタール大会で喚起に沸いた列島ですが、今回は野球です。
勝ち進むにつれ、前回、2009年大会の優勝を思い出したファンも多かったのではないでしょうか。
私もその一人です。(高校生だった当時は、全校集会の前でしたが、皆ガラケーを開き、ワンセグで中継にかじりついていたのを、昨日のことのように思い出します。)
優勝を成し遂げた要素
大会前の練習試合、また本大会期間中、多少の曲折はありつつも、以下、チームメンバーそれぞれが自らの役割を完璧と言っていいほどこなし、最高の結果を導きました。
- 若手投手陣が大いに躍動したこと
- 初の日系人メジャーリーガー、ラーズ・ヌートバーの攻守にわたる活躍、ムービーメーキング
- 村上、岡本ら、日本球界を代表するスラッガーがここぞの場面で活躍できたところ
- 大谷、ダルビッシュ、吉田ら、投打のキーマンが期待通りの活躍をしたところ(大会新記録の13打点を記録した吉田は、出色)
そして、このチームを導いたのは、名将、栗山英樹監督です。
栗山英樹監督・教育者栗山英樹
私が、相応のレベルの「野球脳」を持ちつつ野球を見始めて、15年程度が経過します。
栗山英樹という方は、野球解説者だと認識していました。
2008年頃、テレビ朝日の「報道ステーション」のスポーツコーナーに登場し、今と変わらぬ熱い語り口とオーバーリアクションが特徴的でした。
そして、もう一つ重要な特徴、それは、極めて理論的な観点から解説を行っていた、という点です。
栗山氏は、私が見ていた2000年代後半当時としては珍しい、選手・監督で豊富な実績が伴っていない解説者でした。
もちろん、ヤクルト時代、選手としてもプレイされておられましたが、決して華々しい活躍を遂げられたわけではありません。
野球界の並み居るビッグネームを押しのけて、民放キー局のスポーツコーナーを解説するのは、只者ではありません。(※私が物心をつく前、90年代後半から解説者としてご活躍だったことは、その後、ネット情報を検索して初めて知りました…)
東京学芸大学では、教員免許を取得し、プロテストを経て入団した、という異色の経歴から、いわゆる野球エリートらとは違う観点から、「野球」という競技、「プロ野球」という興行、そして、多種の才能を持つ選手の集団である野球チームという「組織」を、様々な観点から見ることができる方なのでしょう。
- プロ野球北海道日本ハムファイターズ監督、野球日本代表侍JAPAN監督
であると同時に、
- 教育者
でもありました。
監督としての素養
当然、代表監督である以上は、野球の理論は高度に身につけていなければなりません。
そして、誰よりも勉強家である栗山氏は、「野村ID」に代表される伝統的な野球理論、セイバーメトリクスやデータ野球(ボールの回転数、打球速度)等現代野球のトレンドをしっかりと研究しておられることでしょう。
この点では、極めて優れた野球の理論家です。
マネージャーとしての俯瞰性
ただ、組織を束ねて、意思を持った大人を同じ目標に向かせて、そして目標達成するためには、チームのマネジメントも極めて重要です。
名選手名監督にあらず、というのも、この点にあるのでしょうか。
選手に対して
一人ひとりの特徴をよく把握し、コミュニケーションをとることによって、身体の状態やメンタル面をよく見極めて、指導法、起用法を見極めます。
人当たりのいい人柄は、構成員それぞれが言いたい意見を表明する心理的安全性を担保します。
特に、今の若い「ゆとり世代」「Z世代」にとっては、このような伴走型のリーダーというのは、接しやすく、従って信頼も置きやすい存在なのではないでしょうか。
大会序盤は不振にあえいだ3冠王、村上選手を、打順こそ落としたものの最後まで起用し続け、準決勝メキシコ戦では最終回無死1,2塁からバントを指示せず打たせたことで、劇的勝利につなげました。
コーチに対して
監督が打撃、投球、守備、走塁すべてについて知識を高めて把握するのは無理があります。
それぞれの分野の専門家の意見を最大限に聞き、チーム状況を適時・適切に把握し、作戦決定につなげる。
今大会でも、投手起用の間違いがほとんどなかったこと、(チャンスで一本が出ない残塁は仕方ないですが)攻撃側の作戦ミスもほぼなかったことから、ごく短期間で完成度の高いチームを作り上げたことが見て取れます。
このような栗山氏の姿勢は、令和時代の新たなマネージャーとして、学ぶべきポイントが多いのではないでしょうか。
本大会を見ていて、そんなことを感じました。
…が、一番は、一野球ファンとして、大変大きな感動をもたらしてくれた侍JAPANの選手、監督コーチ陣、チームスタッフの皆様に、全力で感謝を伝えたいです!!!
2週間、夢のような時間を過ごさせてくれて、また、14年前、優勝で熱くなった記憶を蘇らせてくれて、ありがとうございました!!!
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