甚五郎(国分寺)
東京郊外国分寺市。
ここに、武蔵のうどんの名店があります。
武蔵野の地にとどまらず、首都圏一円に武蔵野うどんの名店は遍在していますが、うどんの味、コシ、つけ汁の充実ぶりから、保守本流ど真ん中を行く名店、と表現して差し支えないのではないでしょうか。
肉づけうどん 並盛・600グラム(850円)
・うどん
武蔵野うどんとは、ウィキペディアを引用すると、以下の通りです。
特徴[編集]
もともと郷土料理であるため、使用される小麦粉は武蔵野台地で生産されたものを使用する事が原則(地産地消)である。麺は、一般的なうどんよりも太く、色はやや茶色がかっている。加水率は低く塩分は高めである。コシがかなり強く、食感は力強い物でゴツゴツしている(つるりとはしていない)。
チェーン店で食べるうどんに比べると、コシがかなり強く、食べ応えがあります。
その様は、極太のつけ麺をしっかり食べているかのような感じです。
↓写真の通り、並盛でも600グラムとかなりの容量。
しかも、強いコシがあるため、よく噛まなければ食べ進められません。
並盛でも、十分すぎる量。
30歳痩身の私には、空腹時であっても並で十分です。
もっとも、後述のように、スープが、塩味こそ強いものの、出汁の効いた美味であるため、ふんだんな麺量であっても、最後まで順調に食べ進めることができました。
・つけ汁
出汁がよく効いています。
また、豚小間肉、ネギにもよく味が染みており、食べていて飽きが来ません。
しょっぱめではあるものの、脂身等はないため、最後までうどんとよくマッチし、かつ、大容量のつけ麺などにありがちな終盤の苦痛も、特にありません笑
残業漬けで疲弊した身体によく染み渡る濃い味です。
完食後も、ついつい、つけ汁を名残惜しく飲んでしまいますが、相当な塩味であるため、飲みすぎは気を付けましょう。
- 価格について
2023年年明けより、折からの円安・物価高の影響で、値上げを余儀なくされました。
もっとも、従来が安すぎた感があり、適正水準、否、これでもまだ割安水準ではないでしょうか。
郊外、国分寺であり、また、少人数によるオペレーションであるからこそ実現できるものと言えるでしょう。
- 店外外観、座席について
昭和レトロそのものです。
近隣にある、江戸東京たてもの園に迷い込んだような心地になります笑
外観は、昭和の商店街の一店舗という風情で、郊外とはいえ、現代の東京とは違う都市に降り立ったような印象を受けます。
店内も、昭和風情がちりばめられ、昭和を経験していない私ですら血の奥底に眠るノスタルジーを掻き立てられます。
- PayPay30%還元キャンペーン
同店舗も、加盟店です。
国分寺市はこれまで何度かキャンペーンを開催しており、タイミングが合えば、キャンペーンのキャッシュバックの恩恵にも預かれます。
もっとも、キャンペーン中は、多くのお客さんが殺到するため、提供に時間を要する傾向があります(観測範囲内)。
- 待ち時間
昼・夜ともに、少ない人数(2,3名?)で店舗運営しているように見受けられました。
相対的にマンパワー不足な感が否めず、混雑度合い、来店時間帯によっては、待ち時間も相応に発生します。
おひとりでお越しの方は、気長に待てるようなツールがあるといいでしょう。(気長に読書をして待ちました)
複数名でご来店の方は、お酒、つまみとともに、歓談しながらメインを待つのもいいでしょう。私は頼んだことはありませんが、メニューを見る限り、一品もののつまみ類も充実しているように見受けられます。(おでんなど)
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